第2回RCCR

  2001年6月2日、快晴の初夏、青葉をわたる風も夏めいて、緑と花にあふれる湖
北、マザーレイク ホテル 亜樹奈。
Meet the MG 2001  のサブイベントとして、第2回Rocker C
over Car Race  (RCCR)がホテルの一階ロビーにて今年も開催さ
れた。

今年の エントリーは、昨年より1台多く15台(内、初エントリー2台)、昨年の覇
者、神戸MGCCのH氏も超軽量(?)の新車(ホィールはCD)でエントリー、大い に盛り上がり午後3時予定どうり開催。
主催者側の説明によると、今年のレギ ュレーションは、昨年とほとんど変わらないも
のの、第2回と言う事で、直進 性を重視、センターラインを設け、これを越えるとコースアウト。当日発表の斜度 は、テスト用10度、第1ヒート3度、第2ヒート20度と発表され、スタートを前 に各車テスト走行が行われた。
さすがに今回は直進性、重視と言うだけあっ て、左右に振れながらもセンターライン
をオーバーする車も少なく、皆、真剣 な眼差しで見守っていた、中でもN氏のゼッケンNo.54は横に振れることも無く10 度の坂を真直ぐに走行、注目の的となっていた。

3時半、いよいよ第1ヒ ートスタート、3度と言うことでスターター、バーに引っか
かりスタート仕切 れない車や、重量車にハンデキャップを与える斜度の為、重い車は
やや、苦労 気味のようだったが、結局第1ヒートはゼッケンNo.10 H氏が勝ち名乗り
を上 げた。そして、第2ヒート、3度から見ると20度は非常にきつく、斜度測定者
も再チック、若干調整の後スタート、注目のゼッケンNo.54も速さと直進性は 十分
あったもののバウンドをして、コースアウト、昨年の覇者、ゼッケンNo.2 もホィール
破損で敗退、予想外のレース展開となった。中でも、第1ヒート勝 車のゼッケンNo.
10とゼッケンNo.13は順当に勝ち進んだが、密かに、今年 の優勝を狙って新車開
発を進めていたゼッケンNo.16、N氏の車が、安定感ある 走行性で第2ヒートを制し
た。
昨年は、実施されなかった決勝戦、斜度2 5度、第1ヒート勝車No.10と第2ヒート
勝車No.16が対戦、注目の中、スター トをして行ったが、第2ヒートを制して自信を
付けていたNo.16がそのまま決勝 レースを勝ち取り第2回、王座に輝いた。
2位となったゼッケンNo.10は軽量 と言うハンデキャップもあり、25度の急斜面
には対応出来ず横転、重量と斜 面の関係において問題点を残し終了。

レース終了後、主催者側のコメント によると、今年は直進性が重要視された大会だけ
に、ほとんどの車が調整装置 付きで、テスト走行の後、調整をしていて、この当たり
が前回に比べると、大 きな違いであったと言うこと、と、ホィールの大きな車でゴム
付きはバウンド の危険性も指摘されていて、小さなホィールでゴム無し、そして、ト
レッドが 広く、重心の低い車が結局、今回を見ても、結果に繋がったと言うコメント
だ った。

最後にコンクールデレガンスの結果が発表され、MG-TCのXPAGエンジ ンのロッカーカバーを使用してボートテイル仕様でピーターグリーンのK3ナンバー MG3 570のプレートをアップルグリーンのエプロンに取り付け、ボデイカラーが BRG、本物の皮のレースキャップとゴーグルを付けたドライバーが乗つているゼッケ ンNo.54が1位
に輝いた。
レース中にクラッシュして、ホイール(CD) が破損したり、ドライバー(人形)が負
傷したり、したが軽傷で済み、総じて 大きなトラブルも無く第2回RCCRは無事終了し
た。

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