ドイツのMGタイムトライアル


ドイツ駐在の名古屋MGCC会員のKさんより、レポートが届きました。

2003年8月10日(日)にMGCC、MGDC共催でタイムトライアル?が行われ、スタッフ、エントラントとして参加したのでご報告致します。両クラブに関わるデュッセルドルフMG好きの集まり、Scuderia Froshentaich(蛙の池レーシングチーム)が主催です。

 当日は氏ご夫妻、また氏のアパートに前泊した3名の遠来者と一緒にMGA:2台、MGB-GT、MidgetMkVと荷物運搬用の我がAUDI A4にて地下駐車場から出発しました。コースは大きな駐車場一帯の使用許可を得て?封鎖し、公道を利用したハイスピード・ジムカーナといった感じの約1km強、約80秒のコースです。

総勢32台。MG-A,−B、-C、Midget、トレーラに載せられたSuper7が5台、ランチアフルビアHF、Healey3000などが出走しました。僕はアンドレアスさんのMG-B GTを借りました。

約400mのストレートがあり、Super7勢は多分140km/hに到達したと思います。6回出走し、タイム誤差が少ない事を競う(事が表向きの)競技のため、多くのエントラントがストップウォッチ、台所タイマーを持っての参加です。アンドレアスさんに「ストップウォッチ貸して?」って聞いたら「時間が分かるのはこれしか無いよ。」といって携帯電話を差し出されました。つまり、早いもの勝ちを決め込んでいるのです。

アンドレアスさんは主催者リーダーなのでスタートの旗振り、他雑用をこなしながら、時間を見つけて自身のMG-Aで良く走って、結局、Super7、MG-F、フルビアHFに次ぐ好タイム。 コース設定者ですから走りこみが違います。車は例の200km/hに達するMG-A。今回は前後バンパーを外して14kgの軽量化を達成した由。DUNLOP穴明きアルミホイール、ドライビングランプも手伝って良い雰囲気です。僕は借り物の車を労わって?、20番手でした。女性ドライバーも数名参加。自身の車、彼の車で元気に走っていました。

我々はスタッフとして朝一番のコース作り、見張り番を夫婦で担当。サイクリングやインラインスケートのお兄さん、お姉さんがいつもの週末コースにやって来ればMG連中が勝手にテープで出入り口を塞いでいるものだから、皆びっくり。でも事情を話して納得してもらって?迂回路に回ってもらいました。奥さんと一緒に適当なドイツ語、英語で対応したので「しょうがないな。」と理解してくれたのでしょう。

最近子供が生まれてMidgetからMG-B GTに乗り換えたミヒャエルさんは普段は口数少ない好青年ですが、借り物のお椀ヘルメットを着用したうちの奥さんに向かって、「I'm sorry, but funny !!」といってクスクス笑っていました。しょうがないよな、ドイツ人は体の割に顔小さいからヘルメットも小さいもんね。奥さんは「今、funnyって言ったよね!」って少しお冠。兎に角楽しく過ごし皆さんとの距離がまた近くなりました。

その時の様子やら小生が撮ったMG-Aの写真が下記MGDCのホームページに有ります。
また早朝集まり始めたMG達、一方通行を逆走に並ぶMG達、を添付写真で紹介します。